第93回ライオンズクラブ国際大会INシドニー報告
LCIF開発地区コーディネーター
地区視力ファースト献眼推進委員長 
有野 勇 三木中央LC
 

6月28日から7月2日まで南半球で2回目となる第93回国際大会がオーストラリアシドニーで開催されました。

28日昼ホテルにチェクイン早速会場を訪れLCIFブースで献金を済ませLCIF交付金で姫路鷺城LCのフィリピンでの学校建設事業と三木東LCのネパールでの医療支援事業の内容を説明アドバイス頂きました。各ブースで資料を頂きながら場内を見学夕方シドニーの湾のクルーズに出かけ夜景と晩餐を楽しみました。


  

29日朝11からインターナショナル・パレードが、冬を迎えたシドニーですが爽やかな絶好の晴天に恵まれ100ヵ国から143のグループが参加約1万人のライオンズが、シドニー市民が憩うハイド・パークからオペラハウスへと続く約2キロのコースをパレードしました。各国ともカラフルな民族衣装やユニフォームで参加し楽しく歌い踊るグループや静かに行進するグループなどそれぞれ国々の特色が出て楽しめました。日本は纏をあしらった紫の法被をまといねじり鉢巻きで片手にミニ纏を持ってパレード途中2・3回身体を回転させミニ纏を振ると沿道から大きな拍手と歓声を頂きました。夕方はLCIF献金感謝レセップションに招待され各国の参加者と親睦を深めました。その後日本ライオンズ代議員会・ジャパンレセプションに参加17名の国際理事の改選報告がありその中で日本からL山浦晟暉元協議会議長が支援の挨拶をされました。懇親会では沢山のライオンズと交流が持てました。


30日開会式はシドニー・エンターテインメント・センターで午前10時から行われました
ヴィルフス国際会長の開会宣言で始まり、イギリス女王の代行であるクエンティン・ブライスさんが歓迎の言葉を述べられました。
「Move to Grow」を掲げた年次報告では"成長と革新の年"だったと述べられ約2万7000人の会員増強の成果や、ライオンズクエストや世界青少年音楽コンクールなど青少年育成プログラムと世界各地でイチョウを植樹されたことなどが、映像を交えながら報告されました。またオーストラリアのライオンズが、肢体不自由児の運動を補助する器具を寄贈しているプログラムで、身体の自由を得た子どもたちと家族が感謝の言葉を述べられました。その後国際大会実行委員長パーマー氏と奥さんを壇上にエスコートされライオンズに招請され入会式となりました。フラッグ・セレモニーで206番目のライオンズ国として承認されたブータンの会員に国際会長からチャーターを手渡されて、会場から歓喜の拍手が沸き上がりました。
パレードのユニフォーム部門で日本は第2位を受賞しました。その後メルビン・ジョーンズ・フェロー昼食会に次期第2副地区ガバナーエレクトL瀧北美智子・姫路さくらLCのみなさんと参加致しました。
夜は"335-D地区ガバナー・地区ガバナーエレクトを囲む会"をオペラハウスを望む夜景が美しいウルフィーズレストラン・ハーバービュールームで開催されました。司会のキャビネット幹事L曽根芳明からご説明があり開会に先立ち29日にご逝去された名誉顧問L法旨筆夫に感謝と、ご冥福をお祈りし、黙祷を捧げました。開宴の言葉を地区国際大会委員長L澤田和雄が「遠路シドニーの地までおいで頂き誠にありがとうございます。・・・・」とご挨拶。その後地区ガバナーL新宅元之が参加者に「この1年間みなさま方には大変お世話になりました・・・」と労いの言葉と地区ガバナーエレクトL井崎 昭に託す言葉を述べられました。また地区ガバナーエレクトL井崎 昭は「ライオンズの原点とも言うべき"ライオンズと呼ばるる人"を例会で朗読して頂きたい。また"ライオンズの歌""ライオンズヒム"は3番までしっかりと歌って頂きたい・・・・」などエレクトセミナーの話や今期の決意を述べられました。励ましの言葉を名誉顧問L小林 登が「健康に留意されて頑張って、頂きたい・・・」と激励。また懇親会では名誉顧問L藤原 茂が乾杯の音頭を発声され宴が始まり、盛り上がる中で地区ガバナーL新宅 元之のご配慮でL井上敬子・L大 健一お二人の誕生日お祝いをして頂きました。L井上敬子は次のような短歌を詠まれました
「ケーキには線香花火が灯されて吾が誕生日夜のシドニー」
「誕生日オペラハウスを眺めつつ祝いくれたりLメンバーズ」
お二人には忘れられない誕生日になったのではないでしょうか。
"ライオンズローア"は名誉顧問L川西建雄が声高らかに一声で"ウォー〜"
第2副地区ガバナーエレクトL瀧北美智子が閉宴の言葉を述べられ、宴はお開きとなった。

 
  

1日第2本会議は前半、LCIF関連の表彰があり後半は2010〜12年国際理事立候補者、2010〜11年度国際第2副会長立候補者の演説会が行われました。
"ライオンズ人道主義大賞"はノーベル平和賞受賞者の環境保護活動家、ワンガリ・マータイさんが受賞、国際会長がLCIFからの副賞20万ドルと記念品の像を手渡されたマータイさんは、ケニアの女性たちと始めた植林活動"グリーンベルト運動"について話され、次世代へと引き継ぐための青少年育成の大切さを力説されました。また自らが取り組む"もったいない"を紹介されました。"風呂敷"を広げかざしながら日本で伝統的に行われてきた"リデュース(消費削減)""リユース(再使用)""リサイクル(再生利用)"には、"尊敬(リスペクト)"の概念が込められていることを力説されました。また、この言葉"もったいない"を世界に広めようと訴えられました。

        

 演説後、ヴィルフス国際会長からマータイさんにライオンズクラブ入会の招請がされ、その場で入会式が執り行われました。またマータイさんはMJFの楯も受賞されました。選挙立候補者の演説会では、国際理事候補者17名の内OSEAL地域の推薦を受けた日本のL山浦晟暉元協議会議長が支援の演説をされました。国際第2副会長立候補者はアメリカ・インディアナ州のウェイン・マデン元国際理事が抱負を話されました。大会終了後LCIFピンセレモニーに参加LCIF理事長アル・ブランデルからラベルピンを装着して頂きました。その後大会サービスセンター内にあるインターネットカフェ(Internet Cafe)前でライオンネット・マイパルのメンバー15名で"ヒムダンス"を披露しました。詳細はライオンネットでご覧下さいませ。


   


2日大会最終日は午前7時に選挙と国際会則改正案の投票が開始されました。私は8時前に投票を済ませ閉会式に臨みました9時からシドニー・エンターテインメント・センターでの閉会式で"ハドソン川のヒーロー"として有名なチェスリー・B・サレンバーガーIII世元機長が登場檀昨年1月、両エンジン停止という危機に際し、その冷静なな判断力で、ハドソン川への不時着を成功させ、乗客乗員155人の命を救ったサレンバーガー機長が講演を行った。

    

 講演の後サレンバーガー機長もライオンズの会員になりヴィルフス国際会長がラベルピンを装着した。その後決議委員会からが、国際会長にL.シド・L・スクラッグスIII世が、国際第1副会長にL.ウィンクン・タムが、第2副会長にL.ウェイン・A・マデンが信任を得たことが報告され、その他の投票結果は、2010〜12年国際理事は、L.山浦晟暉を始め候補者全員が当選されました。

      
 
第二国際会長夫妻

また、国際会則の国際会費に関する条項を国際付則に移す改正案は賛成多数で可決された。なお、今大会の代議員登録者数は3,764名補欠231名合計3,996名。日本の代議員登録者数は520名補欠7名合計527名で、アメリカの925名に次いで2番目に多かった。大会登録者数は1万2,036名。国別では最多がアメリカで1,946名次いで日本が1,723名だった。その後スクラッグス新国際会長の就任式が行われた。宣誓の後、ヴィルフス前国際会長から国際会長の指輪と槌を手渡されました。


  

 新国際会長のテーマは"希望の光"就任演説でマザー・テレサやガンジーそれからキング牧師ら偉大な人たちの名を挙げながら、ライオンズは奉仕が存在意義であり、喜びであると強調されました。今期は奉仕活動をより積極的に推進し、会員増強が不可欠である。奉仕活動こそが会員増強に結びついていくと映像を交えながら訴えられました。
閉会式の最後は、地区ガバナー・エレクトの就任式に移り宣誓の後地区ガバナーエレクトL井崎 昭のエレクトリボンを前地区ガバナーL新宅元之が外すと、会場の参加者から大きな拍手が沸き起こりました。
 世界で742人その内日本は35名の新しい地区ガバナーが就任致しました。

 
国際会長L.シド・L・スクラッグスIII世

  

 夜はライオンネット・マイパル親睦会がサーキュラキー駅の目の前にある歴史的建造物
"カスタムハウス"のルーフトップにあるモダンオーストラリア料理の「Cafe Sydney」で開催。抜群のロケーションで、元国際理事L後藤隆一ご夫妻を始め全国から20名が参加キャンドルの灯りの中晩餐会が始り親睦を深めました。その後シド・スグラックス新国際会長パーティに参加その後帰国の途につきました。私にとっては今回で9回目の国際大会でしたが今回も多くの出会いがあり実り多い思い出深い大会になりました。

次回第94回国際大会は2011年7月4日〜8日までワシントン州シアトルで開催されます。
終わりのない奉仕に
"Challenge!"

別途写真集はこちらにもあります。

インターネットエクスプローラなどで警告が出る
こともありますが、許可すればみられます。

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